大洗ほげほげ放送


大洗の本当の姿をお伝えするため、茨城大学伊藤教授の発案で立ち上げました。

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セシウムさん? 【放射能よりも恐い】マスコミの心理的操作 <大洗ほげほげ放送>

<大洗町>
セシウムさん? 【放射能よりも恐い?】マスコミの心理的操作

夏の大洗
天気と気温の回復に合わせ徐々に海水浴利用者が増えてきた大洗サンビーチ


■東海テレビによる放送事故を思う

先日、東海テレビによる放送事故「セシウムさん」が話題になっている。
今回はたまたまプレゼントが岩手産のお米だったというだけであり、実際は東日本、いや日本全国の生産者達に対する侮辱に繋がる大きな社会問題として苦情が殺到している。
そしてそれは東海テレビだけに留まらずマスコミ全体、そして直接被害を受けていない人に対しても大きな不信感を生む事に繋がると予想される。

事実、インターネット上ではセシウムさんのキャラクターが生まれたり、不適切な書き込みも数多く見受けられる。今回の放送事故の本当に原因、それは担当者1人による軽率と連携のミスという浅い話では無さそうだ。

つまり、直接被害を受けていない人達の中には、震災や原発事故に同調出する事が出来ず、危機感を持っていないのだろう。
例えば海外やよそで大きな震災や事故があっても、なかなかそれを本心で悔み悩む事が出来ないのと一緒である。
そう、所詮は他人事である。
これは私達も含めて、同じ苦境に立たないと被害者・被災者とはなかなか同調は出来ない。
人としての本質を付いた難しい問題である。

ともあれ、例え心の中ではどう思おうとも、表面だけでも良いから応援して欲しい。
そして社会全体がポジティブに考えて欲しい。
被災者の皆様はそう考えているのがほとんどではないだろうか?
そして復興が進めば被災者の方達にも笑顔が戻り、心に余裕が生まれてくる。
その時期がくれば同調できなかった方達とも笑顔で話せるようになるはず。
何事も時間が必要であり、今回の東日本大震災・そして原発事故はそんな簡単に収まるレベルでは無いのである。


今がその大切な時期であり、そんな時に今回のような報道はあってはならない。
いや、今後もあってはならない放送事故だった。


東海テレビで真面目に被災者を思うスタッフ達にとってはとんだ災難だったろう。
クレーム・罵声を浴びネットで叩かれ、さぞかし悩んでいるはずだ。
この「風評」を覆すのは大変な作業であり、下手をすれば会社が潰されてしまう。
福島で苦労されている方々、風評被害で悩む生産者や観光施設、私達の気持ちが少しは分かっただろうか?




■ネガティブな表現を続ける一部マスコミ

大洗で仕事をしている私は、実際に新聞社や報道機関の方々と直接話をさせていただく機会がある。
ネガティブな報道で困っていると伝えると、同じ仕事をしている人間として本当に申し訳ないと謝罪される。
取材の前にある程度社内の方向性があるのは事実であり、避けられない面もあるらしい。
表現方法は有る程度自由が必要であり、売上にも関わって来るわけだから、正しい報道ならば大目に見る事も必要だ。


昨日の日付で東京新聞に大洗の記事が掲載された。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20110806/CK2011080602000063.html


「海水浴場閑散 地元から悲鳴 大洗町 観光キャラバンで巻き返し」


閑散は事実だが悲鳴はあげていない。
6月~7月に行われた観光キャラバンは巻き返しではない。


「今年は福島第一原発の事故による風評被害に加え、悪天候などが重なり閑散とした状態が続いている。」
  ↑「一部マスコミによるデマ報道」「政策の過ち」「震災や津波の恐怖」「経済状況」も加えて欲しい。


「海の家や自治体関係者からは「今年はまったく客が来ない」と悲鳴に近い声が上がっている。」
  ↑まったく客が来ないとは言わないと思う。で悲鳴に近い声ってどんな声なんでしょうか?
   キャーではなくひえ~でしょうか?


「県は放射性物質の懸念を打ち消そうと、二度にわたり海水浴場の海水と砂浜を調査した。」
  ↑二度とはどういう見方をしているのでしょう。海水浴が始まってからという事?今後は行わないのか?
  http://www.town.oarai.lg.jp/~koushitsu/saigai/info_g_3_1075.html


他にも多数突っ込みたい部分があるが、そこは確証も無いので自粛したい。
ま、ここまでなら私の単なる揚げ足取りだ。
ようはこの記事を見た人にどう伝わるかが問題なのであり、ここからが本題である。


本当なら今年の海水浴利用者は極めて0に等しい数字だったはずだ。
場合によっては海水浴を開く事が出来なかったかもしれない。
それだけ大きな震災・原発事故による深刻なダメージを受けた。


震災後、早くから海水をくまなく調べ、新しい砂を入れ、瓦礫を撤去し、安全の確保を実現したから「観光キャラバン」を行ったのである。
危険な海のままならわざわざ行く必要は無いし、今更巻き返しを計る時期でもない。


そして安全の確保だけではなく各観光施設や飲食店、ライフセイバーや海の家・サーファー達の協力、宿泊施設の皆様が誠意を持ってPRを努めてくれたからお客様が戻ってきているのだ。
昨年と比べる事自体がおかしな話であり、もし比べたいのであれば同等の被害を受けた他の海水浴場利用者数や
大洗ならばせいぜいJCO事故の時の数とかの方が参考になると思う。
そして今年の利用者数は来年以降と比較して欲しい。


「いずれも「健康には問題ない値だった」とするが海水浴客への不安は収まらない。
「原発が気にならないと言えばうそ。けど子どもが来たがっているので楽しみは奪えない」と複雑な心境を打ち明ける。」
↑はるばる宇都宮市からお子様達との楽しい思い出を作りに来てくれた家族に対して「原発は気になりますか?」と
インタビューしたのならあまりに軽率な行動ではないだろうか?
カメラやマイクを向けられれば仕方なく応えてしまうし、世の中に「気になる」・「気にならない」と二択質問したら「気にならない」人はまずいないだろう。


せっかく「震災や嫌な事を忘れてお子様との楽しい思い出を作り」に来られた家族に対し、それを台無しにするような質問は失礼極まり無い行為であるので控えていただきたい。
それこそ何でも記事にしたがるマスコミのエゴだろう。


そして、そういったネガティブな内容の記事は「2ちゃんねらー」にとって格好の餌食になる。
彼らは反社会的意見を発言し、自己アピールをしたい人達が多いのだ。
つまり感化されやすい人達。
共感・感動出来るニュースには人並み以上に喜び祝福し、非道な事件や疑いに関しても人並み以上に叱咤する。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1312604849/
彼らの意見は正しい事が多く否定するつもりはないが、感化しないタイプの人が見ると強烈に感じてしまう。
それが必要以上に不安を与えてしまい、実害がそれ以上に膨らみ、風評でも心理的不安に繋がるのだ。


つまり、マスコミの仕事はそれだけ責任を持って努めなければならないはず。
興味本位や安易な記事は多くの人を悩ませる力があるのだ。
そしてその負の影響が続くと鬱や自殺などに繋がってしまう。

報道とは一歩間違えれば簡単に人を殺す恐ろしい道具にもなるのだ。
その事を承知した上で情報発信をして欲しい。


例えば、犯罪や事故などのニュースをポジティブに正せは言わない。
私達が訴えたいのは、そのどちらとも言えないニュース。
つまり表現の仕方によっては負にも正にもなる記事に関しては極力ポジティブに書いていただきたい。
例年の1割しか来ない!ではなく、こんな短期間で1割以上の人が来た!などと。


■デマと人間の心理を操る理由

同じ東京新聞で震災後にもイルカが打ち上げられたという記事があった。
http://www.travel-navi.jp/%E8%A6%B3%E5%85%89/5827.html
今は既に削除されているが、こういったデマ問題は本当に沢山散らばっている。


最近では無いかもしれないが「被爆により子供達が鼻血を出している」という情報が出回っている。
私も小さい頃に良く鼻血を出し、耳鼻科で鼻の粘膜を焼いた記憶がある。(あれは熱かった)


鼻血と放射能との因果関係は知らないから語らない。
しかし少なくとも私が住む水戸・大洗の周りの子供達にそういった健康障害は見当たらない。


地震とイルカの関係もそうだが、それは所詮結果論である。
確かに関係が無いとも言えないが、偶発性が無ければ地震の度にイルカが打ち上げられる事になる。


そうなるともう何でも有りな状態で、そのうちタバコを毎日何本も吸っている方が病気になったとして、
それを「放射能のせいだ」と言うのと同じレベルになってしまう。
風邪をひいたら放射能、湿疹が出来たら放射能、癌になったら放射能・・・
確かに影響があったかもしれないが無いかもしれない。
なんでも放射能に繋げて語るのは正しくは無い。


福島や東京ではそんなに数多くの子供達が鼻血を出しているのか?
まずは病院に行って治療して欲しい。
そうすれば本当の原因が分かるかもしれない。
実数を数えるなら全国の子供達を鼻血が出る度にカウントして、その数で調べるべきである。
チェルノブイリでは・・・など、安易な因果関係を持ちだし真実性を高めようとしている人もいるが、
そういう事も慎重に考え、科学的に調べて欲しいものだ。
参考:鼻血の原因情報館
http://www.weneedkenlucas.com/


子供達を心配する気持ちは良く分かるが、親や周辺の大人がパニックになる事は放射能以上に子供達に悪影響を及ぼすと思う。
その原因になっているのが「インターネットやテレビや週刊誌などのマスコミ」にある。
そして、不安を煽る事で心配する人々がそのニュースに注目し、金を生むのである。
それは結構だが、放射能や震災をネタ得た金なら、それで困っている方に出演料を渡して欲しい。
報道の自由・表現の自由、作られた報道なら条件を満たしてから語れば良いと思う。


記事:大洗ほげほげ放送事務局 シマちゃん

コメント

訪問者リストから来ました。
面白いですね。書かれてる方は茨大の方ですか?

確かにおっしゃられてるように、一方方向からの発信ではわからないこともあります。
そういう意味で非常に興味深いブログですし、私の大好きな場所の一つが大洗ですのでどうなっているのか気になってる場所でもあります。

私はどちらかと言えばこういった事故に関して、安全/危険であれば危険寄りに立ってものをみるべきだと思ってるので、意見は相違しますが、自分の取っているニュース(危険と煽るような)に対する反証を直接見たりできるのは興味深かったです。

安全だ。の連呼だけではなく「こういう努力をしたから安全なのだ」といえるだけの根拠があれば信頼していきたいと思うので。
茨城は他県と違いJCO時のノウハウがある。
そのノウハウを生かして、信頼を取り戻していって欲しいというのが心の底から願っていることです。
リスクサイド側に立っている人間ではありますが。

Re: タイトルなし

ご訪問、有難うございます。

こちらの記事に書いているのは私ですが、FaceBookなどを通じて茨城大学の生徒や先生、他にも常磐大学の方やその他の学生・先生も参加いただいております。
また、地元の旅館や観光施設、その他大洗町を応援してくれるさまざまな分野からいただいた意見を参考にして掲載しております。
ただ、基本的には私の考えは有る程度認められているので、記事に修正や削除が無ければ、この内容は大洗ほげほげ放送の考えになると思っております。

JCO時のノウハウ、残念ながら事故当初は活かされていなかった感じを持ってます。
おかげで茨城はしっかりとグレーな部分を広めてしまいました。
一方で、これからの挽回に関しては経験を活かせるかもしれません。
実際に放射線の結果を見ていると、福島第一原発のすぐ下にある位置でありながら「奇跡的」に救われる状況であるとも考えています。


信頼を取り戻せるようにするには、どうすれば信頼をしてくれるのかを知らないと行けません。
そういった意味で、マスコミの記事や他県の行動や温度差は役に立ちます。
「あぁ、西日本の方はこういう感じて受け止めているのかなぁ」と。
だったらどういった行動をすれば良いのか。

答えは既に出ております。
ただ、その答え通りに行動を起こすにはお金や沢山のエネルギーが必要です。
そこが難しい部分で時間や妥協できるアイデアも必要です。
私達同士が声をかけ行動を起こし、それがきっかけになって自治体を動かす事になれれば良いと今は考えております。

貴重なご意見、本当に有難うございます。

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大洗ほげほげ放送

Author:大洗ほげほげ放送
東日本大震災・そして福島原発事故に伴い大きなダメージを受けた大洗町。

しかし町長をはじめ、町民の皆様、観光施設や飲食店など大洗で働く皆様が力を合わせ、急速な回復を見せております。

一方で一部マスコミやメディアなどでは間違った情報で大洗町を紹介されてしまう事が有り、ここ「大洗ほげほげ放送」にて現地町民からの正しくリアルな情報をお届け致します。

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